コロナウイルスのプライベートバンキングへの影響

コロナウイルスの収束には諸説あるようですが、私は2-3年はかかり、我々は好む好まざるえず新たな生き方をせざるをえないと考えています。

私の仕事分野で見てみますと、ウェルスマネジメントの本場はスイスであり、アジアにおいては香港・シンガポールです。これらを中心として我々は顧客対応のために世界をしょっちゅう移動をしており、それにかかる時間やコストは膨大なものでした。

しかしながら、現在。海外渡航はできません。額の大きいお話をする際に、面前でお会いしないでいきなり遠隔というのも抵抗があるでしょう。

これに加え、日本マーケットの規模縮小があります。過去10年の間、飛躍的に進行富裕層が増えたアジア圏の中で、日本が霞みはじめたのです。それに伴って、日本デスクを縮小・閉鎖の動きが加速し、日本人バンカーが少しずつ減ってきています。知り合いのバンカーのデスクにメールをして、リターンメールが帰ってくることがあると、戦場で仲間が1人また1人と倒れていくような感覚に襲われます。

さらに追い射ちをかけるようにこの度、香港の一国二制度が崩壊し、名実ともに香港の独立性は失われました。香港は日本人顧客のブッキングセンターとしては非常に重要な場所であり、私がお付き合いのあるバンカーもおりました。

今お話したように、ウェルスマネジメントの世界にもコロナウイルスと世界情勢の変化による影響が押し寄せており、これまでのような働き方・生き方に夢を見ることはできなくなりました。

私はこれまで、プライベートバンカーという仕事はその待遇や働き方は大きく変わるだろうとは思わず、ある意味で永遠であると思っておりました。なぜならこれまで数百年、テクノロジーは進化しましたが、ウェルスマネジメントの顧客対応は至極アナログでやってきました。それで価値あるものだったからです。

私自身、この度の危難をいかにして乗り越え、自身のキャリア変容につなげてゆくかを真摯に考えている今日このごろです。

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